田舎暮らし
都会を離れて田舎で暮らしたいという人が増えています。
雄大な景色・澄んだ空気・静かな環境・ゆっくりした時間、そんな生活にあこがれて田舎で暮らそうとしています。
ところが、いざ実行ということになると具体的なことが、なかなか分かりません。
このホームページでは田舎暮らしを考えている人に役に立つ情報をお伝えします。
都会から離れ、田舎で晴耕雨読の暮らしをする・・・・
その候補地として人気の高いのが北海道です。
広い大地・美しい景色・澄んだ空気・夏は湿度の低い快適な毎日・冬は真っ白な異次元世界・・・
広いぞ! 北海道!
北海道は広いので、地域によって気候に大きな違いがあります。
道南の方は冬でも比較的暖かく雪もあまり積もりません。
北に行くにしたがって気温も下がり雪も多くなると考えたほうがよいでしょう。
ただ雪の降り方は地形に大きく左右されるのでスキー場で有名なニセコなどは北海道の南の方にあるのに、たくさんの雪が降ります。
また「札幌かその近郊」、もうひとつは「札幌以外の場所」に分けてしまっても良いと思います。
札幌は北海道で唯一の都会であって、それ以外の場所は田舎。
少し乱暴かもしれませんが、そういう考え方もあります。
札幌には一流企業の支店や営業所、デパートやブティックなどもたくさんあり活気に満ちています。
しかし札幌から車で1時間も走ると海でも山でも湖でも・・・自然がいっぱいです。
普段は街中の喧騒の中に住み、行きたくなったら自然のなかに・・・。
そんな暮らしができます。当然買い物も便利です。
田舎暮らしは毎日が大自然の中、朝は鳥の鳴声で目を覚まし、夜は満点の星空・・・。
人も車も少ない、喧騒とはまったく無縁の静けさのなかでの生活。
美しい景色、澄んだ空気、自分で作れる安全でおいしい農作物。
大きな店は少ないか、もしくは無いので買い物は不便です。
大都会から富良野に移住してきた友人の話では、都会では1軒が 10坪くらいの家が結構あるそうです。
この辺では100坪の土地でも小さく見えます。
北海道の田舎で暮らすとは、一言で言うと「スケール感の違い・・」でしょう。
都会では、窓を開けると隣の家の壁が迫ってきています。
田舎は、家中のどの窓を開けても隣の家の壁はありません。
どの窓からも日の光が差し込みます。
北海道では車がないと生活できません。
一家に一台というより、一人一台です。
ご主人が車で出勤、奥さんは昼間、自分の車で買い物や用事、就職した子供たちもそれぞれ1台というふうです。
富良野では日用品は大体、町の中でそろいますが、ちょっとした買い物は約50km離れた旭川まで車で「気軽」に行きます。
「ちょっと旭川まで行ってくる」・・・そんな感じです。
または120km離れた札幌まで車で行きます。
たまにホームページやFacebookなどで「札幌と富良野の間はとても遠い!」と書かれていることがありますが、
道産子(北海道生まれの人間のことです)はこの距離を「とても遠い!」とは感じていません。
田舎は信号がとても少ないので車は快適に走れます。
信号が少ないということは発進と停止が少ない。
走り出したらずっと一定の速度。だから車の燃費がとてもいいんです。
田舎ではカラスや雀よりも、野鳥の姿を見るほうが普通です。
春や秋になると渡り鳥も、たくさん見ます。
カラスは人間の出すごみが多いほど、たくさんいるそうです。
田舎は人間も少ないので捨てるごみも少ない。だからカラスも少ない。
農家の人達は春、「かっこう」が啼くと畑に苗を植えます。
霜が降りなくなって、苗が枯れることがないそうです。
テレビの天気予報より確実らしいです。
「かっこう啼いたぞ~」も普通の挨拶です。
田舎では「自然とともに生きる」がまだ残っています。
冬はもちろん寒いです。富良野はマイナス30℃近くなることもあります。
でも家の中はとっても暖かい。
最近は高気密・高断熱の家を作る技術レベルが上がって、とても快適な空間が出来るようになってきました。
車も部屋からオートスターターでエンジンをかけて、暖かくなってから外出。
寒いのは家から車に乗るまでのほんのちょっと・・・そんな感じです。